キャッシングの金利の仕組み
キャッシングを利用する場合、一番気になるのがやはり「金利」の問題でしょう。
- 「キャッシングの金利は高い!!」
- 「はたして金利とは何なのだろう!!」
このような悩みを持ちながらキャッシングを利用することはおすすめできません。まずはキャッシングの金利の仕組みをよく理解するようにしましょう。
キャッシングの金利とは?
そもそも「金利」とは何なのか正しく理解しているでしょうか。金融機関でお金を借りた場合、借りたお金に対して「手数料」を支払う必要があります。この手数料のことを「利息」といい、金融機関がお金を貸した場合の利益となるわけです。そして借りたお金に対して「どれだけの割合の利息」が発生するのかを示すものが「金利」となります。金利は「%」で表示され、借りたお金の元金に対して掛けられます。
通常キャッシングの金利には「年利」が用いられます。借りたお金に対して「1年間で何%の利息が発生するのかを示すことになります。金利の表示方法には他にも「月利」「日歩」などがあります。それぞれ「1ヶ月で何%」「1日で何%」の利息が発生するのかを示しますが、通常のキャッシングでこれらが用いられることはまずありません。
「実質年利」とはローン利用者に対するあらゆる費用負担をすべて含んで提示する、という意味です。金融機関のローンでは金利以外に「ローン手数料」「事務手数料」「保証料」といった費用負担が発生することがあります。
ただし「実質年利」で表示されているキャッシングでは、これらの費用負担があらかじめ含まれたものになっていますので、負担割合がわかりやすいものになっています。ただし提携先のATM利用手数料などは別途発生しますので注意しましょう。
また「実質年利」ではなく、単に「年利」とだけ表示されている金融業者にも注意しなければいけません。一見低金利に見えても、契約時に法外な手数料負担を強いてくる危険性があります。法律を守らないいわゆる「闇金」である可能性が高い業者ですので注意しましょう。
金利と利息の計算方法
実質年利を用いた場合の利息の計算は、次の式で行われます。
・利息=借りた元金×金利(実質年利)÷365日×借りた日数
例えば10万円を実質年利17.8%で30日間借りた場合の利息は次のようになります。
・10万円×17.8%÷365日×30日=1,463円
以外と「安いじゃないか」と思われるかもしれません。ただし10万円を30日(1ヶ月)で返済できるケースもそれほど多くはないでしょう。通常は借りた10万円は何ヶ月にもわたって返済していくことになります。その分利息負担も増えていくことを覚えておきましょう。
利息の計算式でわかるように「なるべく利息の負担を減らしたい」と考えるには次のポイントを押さえることが重要です。
- できるだけ借入金額を少なくする
- できるだけ低金利で借りる
- できるだけ早期に返済する
必要以上の借入は避けるようにしましょう。
多くの情報を比較・検討するようにしましょう。
余裕のあるときに繰り上げ返済を活用するようにしましょう。